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2015年6月30日

<花鳥風月・173>ヒクイナ

 身体の前半分と足の赤が目立つので、「緋」クイナ。全長23センチ、雌雄同色の夏鳥。

 「キョッキョッキョッキョッ」という独特の鳴き声は、時代劇の夜のシーンに使われているとか。古くは「水鶏(くひな)」と呼ばれ、古典にもたびたび登場する。

五月、菖蒲ふく頃、早苗とる頃、水鶏の叩くなど、心ぼそからぬかは。 (『徒然草』)

 撮影場所は、ヨシゴイと同じ。

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