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2015年5月19日

<花鳥風月・167>サンショウクイ(山椒食)

 全長20センチ、夏鳥。写真はメス。高地で繁殖するが渡りの時期は100メートル級の低山でも見られる。樹上で昆虫類やクモを採食し、巣材を集める以外は地上に降りることはない。

 繁殖期のオスは飛びながら、あるいは高木の枝先に止まってさえずるが、これが「ヒリリリー…」と聞こえ、山椒に関することわざ「山椒は小粒でもピリリと辛い」を連想させることが名前の由来。残念ながらこの鳴き声を聞いたことがなく、実感したいものである。

 撮影は神奈川県中郡二宮町の吾妻山。

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