＜花鳥風月・１３４＞パンパスグラス

　「銀葦（しろがねよし）」とも呼ばれるイネ科シロガネヨシ属の多年生植物。高さ２～３メートルにもなる、さしずめ大型版のススキ。細長い葉が根元から密生し、薄茶色で羽毛状の花穂が広がる。

　原産地は南米大陸の草原（パンパス）。各国で観賞用に栽培されているが、日本には明治時代に入ってきたそうだ。写真は埼玉県川口市のグリーンセンター。