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2013年10月15日

<花鳥風月・84>オミナエシ(女郎花)

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 ご存じ、秋の七草の一つ。沖縄を除く日本全国に分布している。草の丈は60センチ~1メートルほどで、黄色い細かな花を咲かせる。万葉の昔から愛されて、前栽、切花などに用いられてきた。

 ちなみに、「女郎花」という漢字を使うようになったのは平安時代以後といい、「女郎(じょろう)」は貴族の令嬢・令夫人の意味。秋風にしなやかに揺れる姿を、古人は愛すべき美女に見立てたということか。写真は埼玉県川口市の公園。

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