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2011年12月27日

<花と鳥・終>ヒボケ(緋木瓜)

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 寒の季節もこの時期になると、万物枯れ果て、自然の花などどこにある?という感じだ。ところが、東京・新宿御苑でこんなのを見つけた。バラ科のボケ(木瓜)の一種で、寒い時期に咲くから「寒ボケ」とも呼ばれる。 

 ヒボケの「緋」はご覧の通りの色から。色以外は春に咲くボケと同じだが、周囲の樹木が枯れている分だけ目立つ。中国が原産で、日本には平安期からあるという。もちろん、大きな実はボケ酒の材料に。

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